
演奏会情報
アンサンブル ディマンシュ 第99回演奏会
*日時:2026年9月13日(日)14時開演(13時30分開場)
*場所:光が丘 IMAホール
*曲目:R.シュトラウス 13管楽器のためのセレナード 作品7
ハイドン 交響曲第97番ハ長調
ベートーヴェン 交響曲第2番ニ長調 Op.36
指揮:平川 範幸
*入場料:1,000円(全席自由)
今回の聴きどころ
1977年1月に第1回演奏会を開催した当団は、今回で実に99回目の定期演奏会を迎えます。100回までもう一息のところまできました。さしずめ「白寿の演奏会」というところでしょうか。(団員の中にも「古希」を迎えた人が何人か出てきました。)今回の聴きどころは、全体のテーマというより、それぞれの曲にあるので、曲ごとに紹介していきましょう。
◆管楽器のみの珍しいアンサンブル~リヒャルト・シュトラウス:13管楽器のためのセレナード
アマチュアの二管編成の小オーケストラである当団にとって、管楽アンサンブルをプログラムで取り上げるのは、弦楽器が降り番になってしまうため難しいことですが、今回はリヒャルトシュトラウスの13の管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット各2、ホルン4、低音楽器1)を使った珍しい管楽アンサンブルをお届けします。とは言っても、実はこの曲、当団で過去に2回演奏しています。1回目は1981年1月(45年前)の第8回演奏会、2回目は1997年2月(29年前)の第40回演奏会です。今回は3回目になりますが、指揮者や演奏者が異なっているため、新しいアンサンブルが聴けるものと思われます。
この曲は、単一楽章で、演奏時間10分ほどの短い曲ですが、モーツァルトの「グラン・パルティータ(セレナ―ド第10番)」、ドヴォルザークの「管楽セレナード」と並んで、「三大管楽セレナード」に数えられています。
◆モーツァルト追悼のために書かれた交響曲?~ハイドン:交響曲第97番

ハイドンの交響曲は、番号付きのものでも104曲あるので、どれから聴くか悩むところです。結局、「驚愕」や「軍隊」、「時計」など愛称が付いている有名どころからということになるのでしょうが、意外に愛称がない曲の中に秀作が隠れているものです。この曲もその一つです。第99回なので、第99番も考えたのですが、残念ながら第99番は、2022年9月の第91回演奏会で取り上げたばかりなので諦めました。ハイドンの交響曲は、楽器編成の問題があるため、取り上げる機会が少なく、まだやってない曲がたくさんあります。今回は、その中から、ベートーヴェンが交響曲第1番を作る際にお手本としたとも言われている秀作を選びました。
この曲は、ハイドンが第1回ロンドン旅行の際の1792年5月に初演されています。いわゆる「第Ⅰ期ロンドン交響曲(第93番~第98番)」の一つですが、この曲が作られた1792年の前年12月5日にはモーツァルトが亡くなっており、その知らせはロンドンにいたハイドンの耳にも届き、ハイドンはその死を哀しんだと言われています。この曲と次の第98番(実際にはこの曲よりも先に書かれている)、第Ⅱ期ロンドン交響曲(第99番~第104番)最初の第99番(ロンドンに行く前にウィーンで書かれている)は、それぞれモーツァルトの三大交響曲(第39番~第41番)が曲の中に暗号のごとく隠されており、モーツァルト追悼のために書かれたものではないかと思われます。少なくとも、この曲の第1楽章にはモーツァルトの第41番や第39番、第4楽章には第39番が隠れています。ほかにも探してみるとまだあるかもしれません。
今回第97番が選ばれた理由は、実はもう一つあるのですが、それは「今回の聴きどころ」を最後まで読んでいただけると分かります。
◆平川氏とのベートーヴェン・チクルスの完結~ベートーヴェン:交響曲第2番

2018年9月の第83回演奏会の交響曲第1番を皮切りに、ベートーヴェンの交響曲を順番に演奏するベートーヴェン・チクルス(3回目)を、指揮者平川氏と共にやってきました。2025年3月の第96回演奏会で第9番(第九)を演奏し、もってこのチクルスは一応終了しました。ところが我々には一つだけ心残りがあったのです。実は事情があって第2番だけ平川氏が振っていないのです。と言う訳で、今回この曲を平川氏の指揮で演奏することで、平川氏と当団のベートーヴェン・チクルスが完結するのです。
この曲は、ベートーヴェンの交響曲人気度ランキングでは、決して上位になることはありませんが、緩徐楽章(第2楽章)の美しさは随一と高く評価されています。事実、ベートーヴェンとしてはこの曲に相当思い入れがあったようです。第1番では、ハイドンやモーツァルトの影響を色濃く受けていますが、この曲では、独自色がかなり打ち出されています。例えばこの曲の第3楽章は、「メヌエット」に替わり、交響曲で初めて「スケルツォ」と標記されました。後代の作曲家が挙って交響曲にスケルツォを採用するようになったきっかけの曲とも言えます。また、この曲は自身によってピアノ・トリオに編曲されています。交響曲が作曲家自身によってピアノ曲以外に編曲されることはきわめて稀なことで、ベートーヴェンの交響曲でもこの曲だけです。それだけにこの曲に愛着があり、自身のランキングでは上位であったのかもしれません。
さて、第99回の演奏会でハイドンの交響曲第97番が選ばれたもう一つの理由ですが、「97+2=99」、すなわち、ハイドンの交響曲第97番の「97」とベートーヴェンの交響曲第2番の「2」を足すと「99」になるのです。みなさん、分かりましたか?
指揮者紹介
■平川範幸(ひらかわ のりゆき)
福岡県出身。 福岡教育大学卒業。上野学園大学研究生<指揮専門>にて下野竜也、大河内雅彦の各氏に師事。桐朋学園大学オープンカレッジにて、黒岩英臣、沼尻竜典の各氏に師事。音楽理論を中原達彦氏に、ピアノを田中美江氏に師事。
東京音楽大学特別講座にて、パーヴォ・ヤルヴィの指揮公開マスタークラスを受講。その模様がNHK「クラシック音楽館」にて放送される。
新日鉄住金文化財団指揮研究員として、紀尾井シンフォニエッタ東京、東京フィルハーモニー交響楽団の下で活動する。その後東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員として、宮本文昭、飯守泰次郎、矢崎彦太郎の各氏をはじめとする指揮者の下で研鑽を積む。 2016年、サントリーホールで開催された「こどもたちのコンサート」特別公演にて、ウィーン・フィルのメンバーと仙台ジュニアオーケストラの合同演奏を指揮する。同年、浜松フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にて、ベルリン・フィルのオーボエ奏者、クリストフ・ハルトマンやクラリネット奏者のヴェンツェル・フックス、ホルン奏者のシュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエンスキーの各氏らと共演する。
これまでに、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、大阪交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団、千葉交響楽団、九州交響楽団、東京混声合唱団、広島ウインドオーケストラなどを指揮する。
2016年より2021年まで、仙台ジュニアオーケストラ音楽監督を務める。
2024年に大阪交響楽団、九州交響楽団それぞれの主催公演を指揮する。
2025年より、福岡教育大学非常勤講師を務める。
福岡県出身。 福岡教育大学卒業。上野学園大学研究生<指揮専門>にて下野竜也、大河内雅彦の各氏に師事。桐朋学園大学オープンカレッジにて、黒岩英臣、沼尻竜典の各氏に師事。音楽理論を中原達彦氏に、ピアノを田中美江氏に師事。
東京音楽大学特別講座にて、パーヴォ・ヤルヴィの指揮公開マスタークラスを受講。その模様がNHK「クラシック音楽館」にて放送される。
新日鉄住金文化財団指揮研究員として、紀尾井シンフォニエッタ東京、東京フィルハーモニー交響楽団の下で活動する。その後東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員として、宮本文昭、飯守泰次郎、矢崎彦太郎の各氏をはじめとする指揮者の下で研鑽を積む。 2016年、サントリーホールで開催された「こどもたちのコンサート」特別公演にて、ウィーン・フィルのメンバーと仙台ジュニアオーケストラの合同演奏を指揮する。同年、浜松フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にて、ベルリン・フィルのオーボエ奏者、クリストフ・ハルトマンやクラリネット奏者のヴェンツェル・フックス、ホルン奏者のシュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエンスキーの各氏らと共演する。
これまでに、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、大阪交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団、千葉交響楽団、九州交響楽団、東京混声合唱団、広島ウインドオーケストラなどを指揮する。
2016年より2021年まで、仙台ジュニアオーケストラ音楽監督を務める。
2024年に大阪交響楽団、九州交響楽団それぞれの主催公演を指揮する。
2025年より、福岡教育大学非常勤講師を務める。
楽団紹介
アマチュアだからこそ出来る音楽を求めて45年
アンサンブル ディマンシュは楽器で会話できるオーケストラをめざしています

2022年、第90回を迎えました
コンセプト
当団のモットーは、「アマチュアオーケストラだからこそできる最高の音楽を追究する」です。上意下達ではなく、団員同士が意見を言い合い、一人ひとりがソリストのような気持ちで演奏に参加して、創造性のある音楽を築いていくことを目指しています。
演奏
最新情報&更新情報
2026.06.12 演奏会のお知らせ に 第100回、第101回演奏会の日程を追加しました
2026.05.28 第99回演奏会のお知らせを掲載しました
2026.05.28 第99回の「今回の聴きどころ」を追加しました
2025.10.10 演奏曲目第81回~ に第97回演奏会を追加しました
2018.08.15 Twitterはじめました
2016.07.01 ホームページをリニューアルしました

お問い合わせ
| ご注意 当団は、アンサンブル・ディマンシュ香港、オーケストラ・ディマンシュ、 アンサンブル・ディマンシュ(前橋市)、アンサンブル・ディマンシュ(高槻市)、 アンサンブル ディマンシュ(兵庫県の弦楽四重奏団)等とは別の団体です。 |




